車の運転中、ブレーキを踏むとハンドルがぶれること、ありませんか?その原因や修理方法、修理費用を知っておくことは、安全運転のために非常に大切です。
この記事では「ブレーキを踏むとハンドルがぶれる原因 修理方法と修理費用」にスポットを当て、詳しく解説していきます。
ハンドルのぶれは運転中に突如として感じることが多く、ひょっとしたら何か重要な不具合が隠れているのかもしれません。
まず、ハンドルがぶれる原因とは何か。
ブレーキシステムだけでなく、さまざまな要因が絡んでいる可能性があります。
そこで、それぞれの原因を探ることで、しっかりとした対策を講じることができるでしょう。
このブログでは、ディスクローターの修理方法やその費用についても詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
また、ブレーキを踏んだとき以外にも、ハンドルのぶれは様々な要因で起こりうるため、冷静に状況を見極めることが重要です。
運転中の不安を解消し、安全で快適なドライブを楽しむために、ぜひ最後までお付き合いください。
あなたの大切な愛車のために、必要な知識を一緒に身につけていきましょう!
ブレーキを踏むとハンドルがぶれる原因
ハンドルがぶれる原因は様々です。ブレーキの部品や状態、タイヤの摩耗などが影響します。
ここでは、主な原因について詳しく見ていきましょう。
ブレーキがぶれる原因は様々な要素に起因します。
まず、ブレーキの部品の状態が挙げられます。
特にディスクブレーキのディスクローターが歪んでいると、ブレーキを踏んだ際にハンドルが振動することがあります。
これは、ブレーキパッドが均等にディスクに接触しないためです。
いきなり、ひどい症状が出るということはなく、徐々に症状が大きくなっていくので、気がついたら早めに修理したほうが修理費も安く上がる場合が多いです。
また、ホイールが歪んでいる場合やタイヤのバランスが悪い場合も、ブレーキを踏むとハンドルがぶれる原因となります。
さらに、サスペンションの不良や、ステアリング系の部品の摩耗もこの現象を引き起こす要因です。
車検やメンテナンスの際には、これらの要因をチェックすることが重要です。
特に、古い自動車ではこの現象が多く見られるため、定期的な点検が必要です。
ディスクローターの修理方法と修理費用
ディスクローターの錆び、歪みなどはローターを研磨して平らにすることで治すことができます。
ただし、ローターがかなり減っている場合には、研磨をしてしまうと薄くなりすぎて危険なので研磨ができない場合もあるので、そのような時には新品と交換する必要があります。
修理する時は左右同時に行なうのが基本で、片側だけということはまずありえません。
できれば、ディスクパットも一緒に新品に交換したほうが確実です。
ローターが偏摩耗しているということは、ディスクパットも偏摩耗している可能性が高いからです。
もし、ディスクパットがまだまだ残りしろがあって、均等に減っているならば、ディスクパットをそのまま再使用して、ローターだけ研磨又は交換して、それで治ればそのままで、治らなければ交換という方法もありますが、その場合には脱着作業を2回行なわなければならないので、そのぶんの工賃が余計にかかることもあります。
修理にかかる費用
ディスクローターを研磨の場合
研磨費用 5千円~1万円(片側)
新品に交換の場合
純正部品 1万円~2万円(片側)
社外品 5千円~1万円(片側)
脱着工賃 5~6千円(片側)
修理にかかる費用は、ディスクローターを研磨した場合には研磨費用が1枚でおよそ5千円から1万円の間が多いです。
ディスクローターをメーカー純正の新品にした場合は、部品代がその約2倍くらいと考えていいでしょう。
ただし、社外品のディスクローターの場合は、それほど研磨した場合と価格が変わらない場合もあるので、社外品がある場合にはそれを検討してもいいでしょう。
そこにディスクローターの脱着工賃がプラスされますが、通常は片側のみ行うことは無く、左右共行うことが普通です。
社外品のディスクローターならAmazonなどで安く購入できるので、そちらで購入して部品持ち込みで交換してもらう方法もあります。
ただし、部品持ち込みの場合には持ち込み料金を請求されることもあるし、断られることもあるのであらかじめお店に連絡をして確認しておく必要があります。
ディスクローターの研磨や新品のディスクトローターの値段は車の種類によってさまざまです。
場合によっては上記の金額を超えてしまう場合もあるので、修理を依頼する時には必ず見積もりをお願いしましょう。
ディスクローター交換方法
この作業はプロに任せることが推奨されますが、自分で行う場合には専用の工具が必要です。
まず、自動車をジャッキアップし、ホイールを外します。
その後、ブレーキキャリパーを外し、ディスクローターを取り外すことになります。
取り外したローターの状態を確認し、歪みや摩耗がひどい場合、研磨をするか新しいものに交換する必要があります。
メンテナンスの一環として、ブレーキ系統の点検を行うことも忘れないようにしましょう。
定期的にチェックすれば、安全運転に寄与できること間違いなしです。
ブレーキを踏んだ時のハンドルぶれの原因はブレーキだけではない
ブレーキを踏んだ時にハンドルがぶれる原因としてディスクローターを上げましたが、その他にも考えられる箇所はいくつかあります。
ディスクローターが原因でハンドルがぶれる特徴としては、ブレーキペダルを踏んだ時にブレーキペダルに振動が感じられることです。
ディスクローターが歪んでいると、ブレーキをかけた時にローターが波うっているせいで、ローターの回転に合わせてブレーキペダルにも波うつように振動がきます。
ブレーキをかけた時にこのようにペダルに波打つような振動を感じたら、まずディスクローターの歪みと考えて間違いないでしょう。
では、ブレーキペダルに振動がなかった場合はどこが原因なのでしょうか。
考えられる箇所としては、
・ハブのガタ
・タイロットやタイロットエンドのガタ
・ステアリングギヤボックスのマウントブッシュ
などが考えられます。
ハブのガタ
ハブとはタイヤの取り付け部分の中心にある部品で、そこにガタがあるとブレーキング時に負荷がかかることで、ハンドルがぶれることがあります。
ハブにガタがある場合は、走行時にゴーゴーといった異音が発生したり、路面の凹凸を通過した時にもカタカタといった異音が出ることがあるので、ハンドルがぶれるだけでなく、そのような症状も確認できたらハブのガタを疑ってみます。
タイヤを浮かせた状態で、タイヤを回した時にゴーゴーと異音がしたり、タイヤを手で揺すってみてガタがあれば、間違いなくハブが原因です。
ハブのガタは走っているうちにだんだんとひどくなってきます。それに伴わせてゴーゴーといった異音もだんだんと大きくなってきて、そのうちにガタガタ・ゴトゴト音がするようになってしまい、まっすぐ走ることもハンドルを切ることもできなくなってしまいます。
そうなってしまうと、ブレーキもまともに効いてくれないので、異変を感じたら早急に自動車整備工場で点検してもらうことが重要です。
タイロットやタイロットエンドのガタ
ステアリングギヤボックスのタイロットや、タイロットエンドのジョイント部にガタがあると、ブレーキをかけた時にガタがあることで暴れてしまい、ハンドルがぶれることがあります。
この場合には、どちらかというとハンドルがぶれるというよりも、ハンドルにカタカタとショックを感じることが多いです。
ブレーキング時よりも路面の凹凸を通過した時に出やすい症状です。
点検方法としては、車をリフトに上げた状態でタイロットを揺すった時に、カタカタと音がすればタイロット又はタイロットエンドのボールジョイントにガタがあると考えられます。
ステアリングギヤボックスのマウントブッシュ
ステアリングギヤボックスをサポートしているゴムのブッシュが固くなったり、摩耗したりしていると、ギヤボックスとブッシュに隙間ができてしまい、カタカタ・コトコトなどといった異音が発生して、ハンドルに振動がきます。
タイロットやタイロットエンドのガタの時と同じく、ブレーキング時よりも路面の凹凸を通過した時に出やすい症状です。
まとめ
ブレーキを踏んだ時にハンドルがブルブルと震える時には、ブレーキが原因の場合が多いですが、足回りのガタやハンドル関係の部品が原因であることもあります。
ブレーキだけが原因であったならば、そこだけを直せばいいのですが、その他にも原因となる箇所があった場合には、そこも直さなければいけません。
自動車のトラブルには原因となるものが1箇所だけとは限らない、ということもよくあることで、そのような場合、修理費用も後から追加となってしまいます。
車が古い、走行距離が多い、などの車は後々のことを考えると、高額な費用がかかってしまう場合には、車を買い替えたほうがお得と言えるでしょう。
そのような時には、古い車や廃車をするような車でも0円以上で買い取ってくれるカーネクストがおすすめです。
コメント