ドライブレコーダーを DIY で取り付ける方法
この記事では、ドライブレコーダーをDIYで取り付ける方法と、取り付ける際に注意しなければならない取り付け位置について解説していきます。
ドライブレコーダーは今や車を運転するうえでは必要不可欠な装備となっています。
交通事故やあおり運転など、証拠となる映像があれば、いざという時に必ず役に立ちます。
でも、ドライブレコーダーを取り付けるには結構な金額がかかってしまうので、迷っている方もいると思われます。
ドライブレコーダーが必要なのはわかっているが、カー用品店や自動車整備工場などに取り付けを依頼すると工賃がかかってしまう。
ドライブレコーダーの取り付けの金額を少しでも安くするのには、自分でDIYで取り付けるのが一番です。
ドライブレコーダーの購入は、amazonや楽天などのネット通販で購入するのが一番安い方法です。
しかし、ドライブレコーダーを安く手に入れたのはいいが、それの取り付けをカーショップに依頼すると持ち込み手数料を取られたり、場合によっては断られてしまうこともあります。
ですから、自分で取り付けるのが一番です。
でも、どうやったらいいのかわからないとお悩みの方に、わかりやすく解説していきます。
今回取り付けをしたドライブレコーダーは、JVC KENWOOD GC-DR20 という機種です。
スマホとWi-Fi で連結して、スマホで操作したりスマホで映像を確認できたりする優れ物です。
価格もリーズナブルな価格でおすすめのドライブレコーダーです。
では、実際に取り付けていきます。
まず、ドライブレコーダーのカメラを取り付けます。
ドライブレコーダーには、カメラ一体型、カメラ分離型、ミラー型などがあります。
今回は、カメラ一体型で前方を映すだけの物です。
それで、カメラの取り付けをする時の注意点があります。
それはカメラの取り付け位置です。
ドライブレコーダーのカメラの取り付け位置
ドライブレコーダーのカメラを取り付ける位置によっては、車検が通らなくなってしまったり、雨天時に良く映ってないことがあったりしてしまいます。
ドライブレコーダーのカメラの取り付け位置は、運転者の視界を妨げない位置に設置することが道路運送車両法で定められています。
正確には、フロントガラスの縦の長さの上から20%以内の範囲か、下側15mm以内の範囲、もしくはルームミラーの裏側、これらの条件に適合しないと車検に不合格となってしまいます。
また、ドライブレコーダーのカメラの取り付け位置がワイパーの拭き取り範囲から外れていた場合には、雨の日にドライブレコーダーの映像が良く映らなくなってしまいます。
ドライブレコーダーを取り付ける場合には、そこのところをしっかりと意識して取り付けるようにしましょう。
ドライブレコーダーのカメラの取り付け方
ドライブレコーダーのカメラの取り付け位置が決まったら、その箇所に両面テープでカメラを貼り付けます。
一体型のドライブレコーダーには両面テープが付属されているので、それを利用して貼り付けます。
カメラを貼り付ける前に、設置する部分のガラス面の埃や油分をきれいに取り除かないと、両面テープがしっかりとくっつかないので、きれいに拭き取ります。
これをしとかないと、走行中にカメラが剥がれて落ちてしまう可能性があるので大切な作業です。
カメラは一度くっつけると付け直しはできないので、充分に取り付け位置を吟味してから付けましょう。
もし、万が一に付け直すようなことになると新たに両面テープを用意して付け直さなければなりません。
ドライブレコーダーに付属されている両面テープは強力なものなので、一度付けたならなかなか剥がすのは困難です。
そして、新たに用意する両面テープは安いものだとすぐ剥がれてしまうので、強力な高い両面テープが必要です。
カメラの取り付けが終わったら、次に電源コードを取り付けていきます。
コードの取り回しはカメラのコードを天井の内張りを浮かして、その間にコードを入れて目立たないようにして、運転席か助手席のピラーのカバーを外して、そこから電源コードを回していく形が一般的な方法です。
今回取り付けをおこなったステップワゴンの場合には、ピラーの内側のカバーはクリップで止まっているだけなので、引っ張れば外れます。
(注)車によってはカバーのクリップを一度外すと再使用できない車種もあります。そうするとクリップの新品を取り寄せなければならないので、不安な方は前もってディーラーなどに聞いて、カバーを外しても大丈夫かどうか確認しておいたほうがいいでしょう。
下の写真の黄色い矢印の部分がクリップです。
クリップの嵌合が固い場合にむりやり引っ張ると、プラスチックのカバーを壊してしまう場合もあるので、そのような時には内張り剥がし用の工具を使うと内張りを壊してしまうこともなく、簡単に外せます。
ピラーの内張りを外したら、ワイヤーハーネスに沿わせてタイラップなどで固定していきます。
電源コードはアクセサリーソケットに刺しこめるようになっています。
ただ、自分の場合にはアクセサリーソケットを他の機器で使いたかったので、電源はカーナビからとることにしました。
カーナビから電源を取る為には、途中にアダプターを噛ませなければなりません。
このように取り付けて、アダプターから出ているプラスとマイナスの配線をカーナビの電源に繋ぎます。
この時に、エレクトロタップなどを使えば配線を咥えてロックするだけで簡単に繋ぐことができます。
この方法だとドライブレコーダーの配線も隠れるので見た目もすっきりで、おすすめの方法です。
配線がめだっても特に気にしない、という方はそのまま車のアクセサリーソケットに刺しこめばいいでしょう。
まとめ
今回のように前方のみのドライブレコーダーをDIYで取り付ける方法はさほど難しくはありません。
多少なりとも車の知識があるかたでしたら、簡単にできるでしょう。
ドライブレコーダーの取り付けをできるだけ安く仕上げたい。
と思いの方はDIYでの取り付けがおすすめです。
ただし、前後カメラの場合はリヤカメラの取り付けが結構大変です。
(リヤカメラのコードを前方まで取り回さなければならないので、その作業が大変です。)
その場合には、ショップに依頼するか経験のある方にアドバイスをもらうことが必要でしょう。
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