工具の中でも特に使い勝手が良く、整備やDIYに欠かせないアイテムとして知られる「ラチェットハンドル(ラチェットレンチ)の種類 選び方おすすめ」をご紹介します!
ラチェットハンドルは、その特有の動きにより、作業の効率を格段に向上させることができる優れた工具です。
しかし、たくさんの種類やサイズがあるため、自分にぴったりのものを選ぶのは少し難しいかもしれません。
そこで、この記事では、ラチェットハンドルとはどのような工具なのか、その種類や特徴、さらにサイズに関する違いを詳しく解説していきます。
ラチェットハンドルの選び方やおすすめのアイテムに関しても触れつつ、「これから工具を揃えたい!」という方も「新たに買い替えを考えている!」という方も、参考になる情報をお届けします。
皆さんが自分に最適なラチェットハンドルを見つけて、作業をよりスムーズに進められるようになることを目指しています!
ラチェットハンドルとはどのような工具?
ラチェットハンドルは、効率的に締めつけや緩めを行える便利な工具です。
ラチェット機構を搭載しており、スムーズな作業が可能です。
ラチェットハンドルの種類
ラチェットハンドルにはさまざまな種類があり、用途や作業の場面に応じて選ぶことが重要です。
特に、長さやソケットのホールドの仕方、首振りタイプなどが考慮されます。
ラチェットハンドルの長さ
ラチェットハンドルの長さは、使用する場所や作業に大きな影響を与えます。
一般的に、長いハンドルはより力を入れることができるため、固いボルトを締めつけるときに便利です。
短いハンドルは狭い場所でも使いやすく、取り回しが楽です。
特に、軽作業には短めのタイプが重宝されます。
また、長さが異なる複数のハンドルを用意しておくことで、さまざまなシチュエーションに対応できます。
どのサイズが最適かは、実際に手に取ってみて感じるのがベストです。
ラチェットハンドルのソケットのホールドの仕方
ラチェットハンドルのソケットのホールド方法には、いくつかのタイプがあります。
一般的には、ボールロック式やスプリング式などがあり、それぞれ異なる特性を持っています。
ボールロック式は、ソケットがしっかりと固定されるため、外れる心配が少なくて安心です。
一方、スプリング式は柔軟性があり、様々なサイズや形状のソケットに対応できます。
自分の作業内容やツールの使用頻度によって、最適なホールド方式を選ぶことが大切です。
ラチェットハンドルの首振りタイプ
首振りタイプのラチェットハンドルは、狭い場所や角度のきついところでも作業できるのがポイントです。
このタイプはヘッド部分が自在に動くため、複雑な角度でのボルト締めも難なくこなせます。
特に、車両のエンジン部分や配管周りなど、アクセスが大変な場所で役立ちます。
首振り機構の角度も様々なので、作業の環境やスタイルに応じて選ぶと良いでしょう。
スイベルト式のラチェットハンドル
スイベルト式のラチェットハンドルは、他のタイプに比べて特に使いやすさが際立っています。
スイベルトの機構により、スムーズな操作が実現され、力を入れなくても簡単にボルトを締めたり緩めたりできます。
このタイプのラチェットハンドルは、特に忙しい現場での作業効率を大幅に向上させることができます。
また、軽量設計が多いため、持ち運びにも便利。負担少なく作業ができるのが魅力です。
ラチェットハンドルの差し込み角 サイズの違い
ラチェットハンドルは差し込み角のサイズによっても性能が異なります。
一般的なサイズは、1/4インチ、3/8インチ、1/2インチで、それぞれのサイズによって適合するソケットが変わるため、選び方には注意が必要です。
3/8(9.5mm) ラチェットハンドル
3/8インチ(9.5mm)のラチェットハンドルは、一般的な自動車整備やDIY作業において非常に重宝されるサイズです。
このサイズは、バランスが良く、取り扱いやすい点が特長です。
強力な締め付けが可能ながら、扱いやすさを失わないため、特に初心者にもおすすめです。
また、その名の通り、3/8のソケットとの組み合わせで使うことが多く、様々な作業で活躍します。
1/4(6.35mm)ラチェットハンドル
1/4インチ(6.35mm)のラチェットハンドルは、狭いスペースでの作業に最適です。
このサイズは小回りが利くため、細かい作業や隙間のある場所での使用に非常に向いています。
精密な作業が求められる場合においても、1/4インチのラチェットハンドルは大きな威力を発揮します。
もしあなたが、DIY愛好家や小型工具を使う機会が多い方であれば、絶対に持っておくべきサイズです。
1/2(12.7mm)ラチェットハンドル
1/2インチ(12.7mm)のラチェットハンドルは、特に力を必要とする大きなボルトを扱う場合に最適です。
このサイズは、一般的に自動車整備などの業務で頻繁に使われます。
成型や強度にも優れており、非常に頑丈で長持ちするのが特長です。
使用するソケットのバリエーションも豊富で、あらゆる場面で活躍すること間違いなし。
ハードな作業をこなすための必須アイテムとなります。
1/2(12.7mm)ロングラチェットハンドル
1/2インチ(12.7mm)のロングラチェットハンドルは、標準モデルの倍以上の長さを誇ります。
この特長的な長さにより、より大きなトルクをかけることができ、固く締まったボルトでも楽に取り扱うことができます。
ロングタイプは特に、重作業や施工現場にも適しており、デザインはかっこよくマニア受けすること間違いなし。
つい追加で買ってしまいそうな魅力的な工具です。
3/8(9.5mm)ロングラチェットハンドル
3/8インチ(9.5mm)のロングラチェットハンドルは、高い利便性とパワーを兼ね備えた特別なツールです。
通常の3/8ハンドルよりも多くの力を伝えることができ、特にクリアランスの限られた場所でもスムーズに作業が行えます。
使い勝手の良さから、多くのプロが好んで使用しています。
スピーディーかつ効率的な作業を実現したい方にはもってこいのアイテムと言えるでしょう。
おすすめのラチェットハンドル
リーズナブルなラチェットハンドルを選ぶなら
sk11のラチェットハンドルです。
ヘッドの幅が27mmとコンパクトサイズで狭い箇所にも対応できます。
プッシュボタン式のホールドでソケットが外れる心配もいりません。
コストパフォーマンスの高いラチェットハンドルです。
信頼性と使いやすさで選ぶなら
日本を代表する工具メーカーKTC のラチェットハンドルです。
精度と信頼性、使いやすさは折り紙付きです。
プッシュボタン式のソケットホールドタイプです。
最高級のラチェットハンドルなら
世界を代表する一流工具メーカー スナップオンのラチェットハンドルです。
スイベルト式のラチェットハンドルで斜めにかけても力を入れやすいです。
さすがに国産品とは一桁値段が違いますが、その使いやすさやフィット感、精度、高級感などにおいて群を抜いた存在です。
使わなくて置いておくだけでもブランド品を持っているという優越感なども感じられます。
サイズで選ぶラチェットハンドル
1/4(6.35mm)ラチェットハンドル
1/4(6.35mm)のラチェットハンドルは狭い箇所の作業にとても有効です。例えばエンジンルームの奥の裏側に止まっているボルトを外す場合。
車の足下やダッシュボードなどの狭い箇所のボルトを外す場合。
スタンダードのラチェットハンドルでは作業が困難な箇所でも小さくて軽い1/4(6.35mm)のラチェットハンドルだったら楽に作業ができます。
1/4(6.35mm)のラチェットハンドルは力のかかるところには向かないので、固く締まっている場合には最初の緩めるときだけスタンダードのラチェットを使い、少し緩んだら1/4(6.35mm)のラチェットハンドルで回していくというやりかたがいいです。
SK11の1/4(6.35mm)ラチェットハンドルです。
ギヤ数が72枚で送り角度も5度と細かいのでハンドルのストロークもとりやすいです。
価格も安いのでコストパフォーマンスが高いラチェットハンドルです。
1/2(12.7mm)ラチェットハンドル
TONEの1/2(9.5mm)ラチェットハンドルです。
軽量・薄型・コンパクト設計で1/2ラチェットの重い、厚い、大きいといった欠点を解消しています。
送り角度が5度である為、狭い箇所でも振り幅を確保できる為作業がスムーズにおこなえます。
ハンドルグリップがI字断面の形状で手にしっかりとなじみます。
1/2(12.7mm)ロングラチェットハンドル
1/2(12.7mm)のロングラチェットハンドルは主に足廻りなどのボルト・ナットの締め付けトルクが大きく力を必要とする時などに使います。
SK11のロングラチェットハンドルです。
差し込み角が1/2(12.7mm)でもヘッドの幅が34.5mmというコンパクトヘッドで5度の送り幅と相まって1/2(12.7mm)サイズでも狭い場所に対応できます。
お求めやすい価格でコストパフォーマンスの高いロングラチェットハンドルをお捜しのかたはこちらがおすすめです。
3/8(9.5mm)ロングラチェットハンドル
TONEのロングラチェットハンドルです。
こちらは全長がロングタイプの380mmよりさらに長い425mmの超ロングタイプです。
首振りタイプのロングラチェットハンドルで3/8(9.5mm)のサイズです。
エンジンルームのベルト交換で上からはアクセスできないでやむなく車をリフトアップして下から作業する時もあります。
そのような時にスタンダードのラチェットハンドルではボルト・ナットに届かない時があります。
でもロングタイプのラチェットハンドルがあれば問題なく届くので作業がスムーズにできます。
まとめ
ラチェットハンドルは自動車を整備するうえで大変便利な工具ですが、選び方を間違ってしまうと使いづらくなってしまい、購入する時には慎重に選ぶことが大切です。
軽自動車や普通自動車の整備をする時と、大型のトラックなどを整備する時ではラチェットハンドルもそれに合った大きさの物にしないと、使いづらいどころか全く使えない、ということになってしまいかねません。
結論を言えば、長さの違う物を何種類か揃えておくのが理想です。
これまでの記事を読んで少しでも参考になったら幸いです。
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